ORANGE overALLS drive

オレンジのつなぎを着た自転車乗りのブログ

大分ロードとクリテリウム

週末は温泉県の大分。実業団の最終戦にして、温泉部的にも一年の集大成が試される重要な週末。
今回はユキとポールさんとイズちゃんと岸、の予定だったが流行を先取りしたユキがインフルで欠。
急遽四人に。ソラシドエアーにキャンセルの連絡をすると、診断書をFAXで送れば全額払い戻してくれるとのこと。世の中捨てたもんじゃない。
土曜の朝羽田に向かっていると先についたらしいポールさんから、「はよこい」と催促のメールが飛んでくる。
並んでいるらしく焦っているようだ。まぁ落ち着いて。とはいえみんなの分のチケットを自分のクレジットカードで予約したので弱冠早歩き。
無事に自転車も預けられてみんなと合流。大分にびゅーーーん。
到着するとそこは10月末とはいえ、九州の大分である。あったk・・・さっむ!!!話が違うぞ大分県
レンタカー取りに行くと、待っていたのはデリカちゃん。
後ろの席が横に持ち上がるタイプ。輪行バック三つ入れてギチギチ。ユキが来てたら入らなかったよ多分。流行の先取りも悪くn
そのままロード会場の大銀ドームへ。
コースは昨年と同じドーム周辺でギリギリ4km作った感のある、180°折り返しゼロスタートの登り。×25周=100km。
来年あたり駐車場ぐるっとがシクロクロスばりのヘアピンの連続にならないかすごく不安だ。
スタートして一周パレード。そしてそのまま同じところに止まる。去年もあったけどこれ意味あるのか?パレードとはいえ、かなりのスピードでしんどかった。
マスドスタートなので最初から負荷が高い。アタックの連続で集団が縦に伸びる。
自分も何回か金魚の糞でついて逃げようとするけど、抜け出せない。
9周目にできた16名の集団に乗ることができず、そうこうしていると前に人数を送り込んだブリが牽いてるのが見える。
追走集団の先頭を走っていた土井さんが、登っていく先頭集団に「ばいば~い」と手を振っているのを見て、「これ残ってたらダメなやつだ」と悟り、180°折り返しでアタック。

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photo by akihiko matsumoto
リカルドも同じタイミングで飛び出していたので登りきりまで引っ張る。できた追走集団はリーダージャージの畑中さんも含めて、先頭交代して前を追う。
13周目で追いつき、足を使ったので少し休ませてもらおう・・・と思っていると畑中さんがそのままアタック。また集団がばらける。
追走をかけた何人かにも乗れず、後ろで焦るだけ。
登りを経てブラの雄大とシマノ秋丸君の三人に。
それ以降は登りを自分が担当し、淡々と牽く。先頭からは1分半、第二集団からは30~40秒ぐらいで推移。
雄大が千切れ、秋丸君と二人旅。

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photo by katsuya kido

ここまでくると先頭に追い付くのは絶望的。走っている人数も少ないようなので完走目標に切り替え。
前から落ちてきた人に追いつくという目標の元、下りと追い風パートで秋丸君が牽けるように回す。それだけでもかなり楽になる。
しばらくするとアンカー寺崎君が落ちてきて、後ろに入ることなく消える。

安原さんとゲゼを回収し、相変わらず登りは自分固定。残り4周で1分40秒。
最後にマクシムを回収してラスト一周で3分差。
完走はできるのでその集団の上位目標にスイッチ。登りもそこそこに、平坦下りもすぐに先頭交代。
180°を先頭で折り返し、シッティングのまま途中まで少し出力を上げて。
一旦なだらかになる手前でスプリント開始。しかしゲゼに差されて16位。
レース全体で後手後手に回ってしまったが、ペースを守って何とか完走できた。
一度集団が追いついたときに、畑中さんのように休憩せずにさらにアタックしていくという姿勢が足りない。
そこは展開の妙でもある。個人的には単独でも「この集団にいたら勝負できない」と感じた後のアタックは、いい判断だった。

井上さんを連れて会場を後に。
行先は昨年も好評だった「ひょうたんの湯」。

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先におなかがすいたのでご飯。大分づくしの地獄蒸し定食。
後、浴衣に着替えて砂風呂へ。とりあえず初体験の岸と井上さんを埋め、ポールさんを埋める。
ジンワリと汗をかくのと、砂の重さで圧迫されて、血が指先まで流れる感じがわかるのが心地いい。
その後いつも通り打たせ湯と露天風呂に入り、ちょっと長話。
風呂上りはコーヒー牛乳で〆。
宿は昨年もお世話になった元ラブホのゲストハウス。
二段ベッドが二つあって床にも二人寝れる。一泊2300円。助かる。
イズちゃんにマッサージしてもらって就寝。

ラブホもどきで目覚めた午前六時。すぐに準備して出発。

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昨年もやってきた竹瓦温泉。一番風呂かと思いきや既に続々と入っていく。
朝イチで「寒い寒い」と言いながら熱い湯につかると、ブワっと鳥肌がたつ。その瞬間がたまらなく好きだ。
アップは完了。会場へ。
午前中は予選。サインシートを見ると5人欠場だったので35/41人上がり。
15周回がスタートして、後ろの方で待機。残り5周で前に上がって、残り2周のMATRIXトレインに乗せてもらい、難なく通過。
屋台もたくさん出ていて人も多く、にぎやかになってきた。しかしレース前に食べるには不安なので、ローソンの助六寿司を食らう。

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photo by 高さん
監督は美津子さんに肉を買ってきてもらっていて、嬉しそう。
午後のレースにイナーメからはポールさんと岩月さんの三人。
昨年ブリッツェンが序盤から先頭固定だったが今年はどうか。
と思ってスタートしたら今年もか。
ハイペースでレースは進み、自分もホームストレートで外側から上がる人の列に飛び乗るか、180°の折り返しでイン側に切り込んでポジションをあげるか。
の繰り返しで中盤から前目にいるので精一杯。
スプリンタースイッチあるおかげで下ハンずっと握ってられるのだけど、手が痺れてくる。

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photo by akihiko matsumoto
ラスト二周で外側から一気に上がって20番手ぐらい。
最終周回の土井さんの鬼びきに便乗させてもらうも、先頭までは出れず、10何番手で最後のコーナーに。
せめてロイックの兄貴を抜こうと踏むけど追いつかない。
そのまま9位でゴール。昨年と変わらず。去年はゲンタがいてくれて集団の前方で位置取りしてくれていたけど、今年はほぼ一人。
終始レースをコントロールし、最後に結果を出したブリッツェン。かっこよかった。
ロードレースはチームスポーツ、それを体現してくれたようで、久々に胸が躍った。
同じレースで戦っているのだけど、敵チームの勝利に興奮したのは初めてかもしれない。素晴らしかったです。
帰りは新入部員のシエル"ヴぉ"のイケメンiyoriを連れて明礬温泉へ。

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源泉が二つあり、一方は洞窟風呂で(部長に言わせればただの"内湯"である)透明の温め。
もう一方は乳白色の適度に硫黄の匂いのする熱めの湯。
二階と一階で男女分かれていて、今回は一階の女子風呂の方が露天風呂が多かったとのこと。来年も来なければならない理由ができてしまった。
無料休憩所に、なんかよくわからん石が祀られていたので、ポールさんに驚いてもらった。

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部長の演技力。
帰りの飛行機は関係者だらけ。通路挟んで隣のナベさんとCAのパンツが見えないか奮闘するも、見えず。
大分でもらった「東京かさ音」の袋がパンパンになっているのを発見して、一人で興奮して後ろ振り返ると皆寝ている。切ない。
ポールさんはアイマスクをおでこにつけて寝ていた。なぜ。

週末はシーズン最後の沖縄!