ORANGE overALLS drive

オレンジのつなぎを着た自転車乗りのブログ

ツールド熊野2015 DAY4

三日目の宿は去年羨ましいと思っていた一番近いホテル。出世したな。
朝雨が降っていたようで蒸し暑く、鼻も詰まっている。窓締めてクーラーかけて寝たからか。
朝もバイキング形式。外国人受けはいいんだろうけど、正直白鯨の方が料理はおいしかったなぁ。バナナはDOLEだったのでちょろっと戴いていった。
しかし一番の利点は車を移動させる必要がないこと。準備して下に行ったらもうほとんどのチームがアップを始めている。
それもそのはず、四日目のレースは皆大好きマスドスタート。平坦駆け抜けてコの字に曲がって一気に坂を上るので、最初からペースが早いからだ。
自分もちょっと回そうとローラーするけど暑すぎて5分ぐらいでやめた。
スタート前には恒例のストライダーカップ。相変わらず速いな。大人版ストライダーカップもあったら楽しそうだ。体壊しそうだが。
レースがスタートし、案の定ポジションを下げる。コの字から集団が伸びるけど、シッティングですべて登る。回転数は120。ギアは一番軽くで39-28。
登りの度にアンカーが攻撃するけど集団が壊れる気配がない。
しばらくすると逃げ集団ができて、集団のペースが落ち着く。と言っても半分過ぎてからだったので、ずっとペースが速かったみたい。
確かに去年よりも速い気はしてたけど、余裕はあった。成長したな。チラと後ろを振り返るとチームメイトがいなかった。いつの間に。
暑いので補給をとるが、基本ボトル。補給員が前に出てきすぎて一車線になってしまい、非常に危険だった。あれは怖い。
ラスト三周のトンネルに入る手前の三叉路で、ゼリーのキャップをあけようとしたら路面のギャップで前輪が跳ね、そのまま落車。
チェーンが落ち、直そうとするけど手が震えてうまくできない。こうゆう時は人にやってもらうのが一番。
MAVICさん(いや、黄色くなかったか?SHIMANOさんか?)が駆けつけてくれたので、自転車を預けて静観。さすがの速さ。
あっという間にチェーンがかかり、両足はめるまで押してくれた。ありがとうございました。
前をブラ―ゼンの怜が走っているのが見える。UKYOの車が抜いていったのでチームカーの隊列のまだ真ん中のようだ。
車列に追い付ければなんとか集団復帰できると信じて踏む。怜を抜くときに後ろにつけと合図して、一回ローテもしてくれた。
ブラ―ゼンカーが上がってきたのでちょっと乗せてもらい、次の車へと移り移り。車列使って走るの楽しい(危険です)。

f:id:orangeoveralls:20150603234724j:plainPHOTO BY IZU いてて・・・

集団のペースがかなり遅かったので何とか登りに入る手前で集団復帰。イナーメカーから監督が「よくやった!」と声をあげる。

むしろここからが勝負。ラスト二周なので登りでペースが上がる可能性もあるからだ。平坦で勢いをつけて最後尾から一気に中盤まで上がる。
しかし思った以上にペースが上がらず、先頭付近まで登れた。なるべく位置をキープするも、ズルズルと後退していく。
転んだ時にボトルを落としていたので最後の補給でコーラを受けとる。

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PHOTO BY IZU コーラはじける。
最終周回の鐘を聞き、集団のペースが上がる。
何とか坂のペースアップにもついていくが、前に出れない。はやいいいいい。
集団のケツでそのままゴール。

f:id:orangeoveralls:20150603234400j:plainPHOTO BY 山藤さん

2?位。二年連続の完走。総合は19位のまま。
救護へ行き、ジャージが切られそうになるのを全力で拒否する。傷口をきれいにしてもらうだけで終了。
その後ポールさんと宿の露天風呂へ。当然二人とも入れないのでシャワーだけで済ませ、二人で治療しあう。シュール。
東京に帰る組は関西組にのせられて紀伊勝浦駅へ。去年も寄った大和さんへ。5月限定のDX大和丼を戴く。

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美味し。
ツールド熊野最終ステージは特急南紀白浜号からのぞみの乗り換えを6分で終わらせなければならないという過酷さ。
名古屋につく10分ぐらい前から位置取りをする人たちがいて完璧に出遅れた。
しかし良心的な名古屋駅、隣のホームなので移動時間ぴったり。無事に座れて見事に完走。帰宅は0時。
四日間にわたりサポートしてくださった中畑監督、マッサー井津ちゃん、メカニック多田さん、そしてチームメイトのみなさん、本当にありがとうございました。

ステージレースは特にサポートの力なしでは完走できません。いつか勝利で恩返ししたいです。
密かに狙っているツールド北海道の資格は今週末の栂池で決まります。最後まで足掻くぞ。