宇都宮クリテリウム
JPT(ジャパンプロツアー)が開幕し、自分もやっとシーズンイン。というかずっとシーズンだったような・・・
朝は山Pに迎えに来てもらって、ポールさんと橋本さんを拾って会場へ。
いつもレース前にはアクエリアスを2L呑むので、車でがぶがぶ飲んでると、そういえば朝おしっこしていないことに気付く。栃木に入るや否や膀胱破裂寸前。シートベルトを浮かせ、途中から車内の会話に頷くだけ。変な汗が出てきて高速下りるまで我慢できそうもなく、PAを懇願。危なかった・・・
会場に到着すると、人いっぱい!JBCFの大会でこんなに人が来るなんて初めてのこと。宇都宮の本気がうかがえる。素晴らしい
荷物をおろして自転車を組む。プレートと計測チップつけて、ゼッケン十六留してもらって、ボトルゲージを一つにして、そして!空気圧は!気合の!
8です。はい。
(レース終わった後に、8も入れすぎでは?とみんなに言われました。とほほ・・・)
今回のレースは自分がエースとして走ることに。高岡さんから「一桁じゃなければ失敗」と通達があったので、こいつはてぇーへんだっ!と何日も前から緊張。逆に当日は開き直れました。
作戦としては、一切動かずに最後ゴール勝負。と思っていたが、周回賞5万円で、しかも完走しなくてもいい、ということがわかり、かなり揺らぐ。山Pに「龍太郎さんダメですよ!」と釘を刺される。大学生に言われちゃう社会人って・・・
トレインの予定は特に指定していなかったが、残った人で組むことに。少なくとも高岡さんは残ることは分かっていたので、関西で猛威を振るっていたサラさんを間に入れる形がベース。
25周67.5kmのレースがスタート。アタックがかかる上に、みんな前に出たがるため、かなりハイスピードで危険なレースに。三周目に入るところで目の前で落車。真理さんが投げ出されたところに突っ込んで、自転車を守るべく左回転受け身を披露。後頭部を強打。
REDIMOSが死にました。今のところ二週間に一回のペースで落車しているので、すごく落ちついて状況を確認。自転車はハンドルが前のめりになって、STIがグラグラしていたが、変速、ブレーキ問題なし。イナーメは四人足止めを喰らっているが、ニュートラル(一周)もらえるので問題なし。ヘルメットが守ってくれたので頭も問題なし。自分の中の線引きは記憶があるか、ないか(前科持ち)
無事にレースに復帰。おや、背中がやけに涼しい。
ふぉと ばい 高さん
KEKO ONE行きですね。おかぁちゃんよろしくです。近日中には送ります。
そんなことを考えていると、誰かが第三コーナーで中央分離帯に突っ込んだようで、それに巻き込まれて落車。今度は人の上に落ちてチェーン落ち等も免れたのでシクロクロスで培った飛び乗りですぐ走りだし、一緒に転んだ人達と協力して集団復帰。
イン側を走っていた方が安全と悟り、それ以降はイン側走行。高岡さんが前の方にいたので、「生きてます」という意味を込めて一度前の方へ。
最後の周回賞が終わり、各チーム、ゴールに向けて隊列を組みだす。UKYOが早くから先頭を陣取りハイスピードで回していく。自分はコーナーやストレートの度にポジションを下げてしまい、高岡さんと近づき離れの繰り返し。ラスト4周で山Pが「あげます!」と言って自分を引き連れ集団の前方へ
以降、写真は井津さんからいただきました!ありがとうございます!
ちょうど何人か逃げていたのでそのまま先頭に出てしまう。曳く気はないので(力もないが)かぶしてもらう。せっかくあげてもらった位置なので勇気をもってポジションをキープ。
ラスト一周目に入るときに右側に高岡さんがいたので何とか合流しようと左側から抜いて10番手ぐらいまで上がる。コーナーで一列になるのでうまいこと後ろに着くことができた。ここまでは予想通り。
最後のバックストレート。MATRIXが集団のペースを上げる。自分は右側にいたので中央分離帯の木のすれすれを走る。ちょっとでもふらついたら転ぶ。自然と体が硬直する。少し高岡さんと離れる。
第三コーナーも無事クリアし、そこで踏み込んでまた後ろに着く。最後のコーナーを曲がりながら高岡さんが「龍太郎!いるか!」と叫ぶ。「います!高岡さん、います!」と叫ぶ。(が、「いません!」と聞こえてしまったようですね・・・)
右側から高岡さんが上がっていく後ろにぴったりとつく。
500m手前から高岡さんスプリント開始。
大磯二戦と高石杯で高岡さんのスプリントのタイミングは分かっているので、一段一段確実にフルアウターまで変速していく。
残り300m。高岡さんが失速。自分のスプリントは200mが限界とわかっていて、我慢すると決めていたが、MATRIXが半車身先行していたのを見て体が反応してしまった。
スプリント開始。自分が先頭に出る。実況が「きたきたぁ!!」と言っているのが聞こえる。自分が先頭で隣に誰もいない!残りの距離は分からない。踏むことしか頭になかった。
残り何mか。自分が踏めていない感覚がわかる。左からMATRIXが来ているのもわかった。踏みたいのに足がない。申し訳ない気持ちと、十分やったという気持ちがこみ上げてくる。
その時、右から黄緑色の物体が!
サラさんだ!自分が早掛けしたのが、結果的にいい発射台になったんだ!
声が出ない。「いけ!」と心の中で叫ぶ。
しかし手を挙げたのはMATRIXのモラ選手。
タイヤ差で二位に皿屋さん。
自分は真理さんと窪木さんに抜かれ、5位。
ゴール後は興奮しっぱなし。去年一年間イナーメで、特にトラックを一緒に戦ってきたサラさんの入賞が、この上なく嬉しかった!
サラさん、おめでとうございます!
個人としては、エースとして最後の我慢が出来なかったことが悔やまれます。今回サラさんが後ろにいたので結果オーライな点がありましたが、次回はサラさんをエースに、アシストに徹し、一番高いところに立たせてあげたい。
自分の勝利を信じて走ってくれたチームの皆さん、本当にありがとうございました。
少なくともオフシーズン(?)にやっていたことは無駄じゃなかったことが証明された。
大磯クリテ、平田クリテ、ウィンタートラック関係者の皆様のおかげです。
監督をはじめ、サポート、応援してくださったすべての皆さんに感謝します。
最後のスプリントは58.1km/hでした。ん~。どうなの?
さて、絞るか。
あ、今週末は取手クリテからの白井滋杯です。
現在チームポイント2位です。(注:俺調べ。気になったので)
一位 MATRIX 1621
二位 igname 1487
三位 ブリッツェン 1441
四位 UKYO 1215
五位 ブラーゼン 1170
六位 ロジャース 901