ORANGE overALLS drive

オレンジのつなぎを着た自転車乗りのブログ

ジム・フェルト氏来日対談とツールド沖縄

水曜日はFELTの創始者であるジム・フェルト氏が来日しているとのことで、ライトウェイさんに呼ばれて神宮へ。
試乗会も兼ねているのでIAに乗せてもらう。

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PHOTO BY ATSUSHI KAMATA
トライアスロンバイクなので当然自分はTTで使えないが、外観の格好良さもさることながら、進むわ進むわ。
ランが壊滅的なのでトライアスロンは今は無理かな・・・。
夜はジムのプレゼンテーションの後、対談形式でのFELTの紹介。
皆さんに伝わったかはわからないけど、ジムのFELTに対する情熱をすごく感じました。
今後ともよろしくお願いします。

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TEAM FELT!
金曜の皆々様の沖縄飯投稿に耐え抜き・・・。
土曜の朝にユキと共に羽田へ。JALにも自転車専用カウンターを設けていて「おお」と思ったけど結局混む。
沖縄着いたら暑すぎナニコレ。レンタカーの送迎バスを待つ間に背中を伝う汗。
無事に受け取れたNOTEは「れ」ナンバー。レンタカー王国沖縄。そのまま名護へ。
昨年屁を止まらなくしたすき家を睨みながら、ソーキ蕎麦屋へ。

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発祥の店だとか何とか。カーボローディング完了。
宿について乗るつもりだったけどベットにダイブすると眠気が・・・。睡眠優先。
目覚めて開会式に。初のチャンピオンレース。二年前に好成績の高岡さんは歴代タイになる三勝目を目標に市民へ。
メンバーは森本さん、ユキ、イワさん、ポールさんの五人。
夕飯はホテルにて。選手は皆同じホテルなので夕飯の内容もアスリート仕様。とりあえず海外選手の真似してパスタをオリーブオイルと塩でモリモリ食べる。
とかやっていると森本さんが「皆のために持ってきたんや」とロールケーキを盛ってきた。

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お言葉に甘えて。
忙しいカコさんにマッサージしてもらう。カコさんありがとうございました。ポールさん悶絶。

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大会当日の朝は早い。4時に起きてそのまま朝食へ。するとほとんどの選手が飯食ってる。みんな早い。
6時にロビーに集合して会場へ。スタートは6:45。
今回補給食はお母ちゃん特製のバー六本と(結局暑さでボロボロになって最終的にはラップごと食べて、器用にラップだけ引っ張り出した)一口サイズの羊羹×4と参加賞でもらった梅丹のジェルとCCDのワンセコンド×6。
スタートして0km過ぎたところでteam roseがアタック。その後ブラーゼン吉岡とレモネードの大村さんがアタック。
これで逃げは決まり。イナーメとしては大きな逃げができない限り動かないと決めていたので特に何もせず。
そこから集団はteam roseを先頭にペースダウンでまったり。どんどん差が開いていき最終的に18分の表示を見たか。
熱くなるとはいえ、ほぼ発汗をしないため尿意がすごい。他の選手が路肩に止まりだしたら自分もおしっこをするようにする。
普久川ダムの登りに入る手前70kmまでに三回も止まって、おしっこ。おかげでそれ以降尿意を感じることなく走りきれた。
集団に戻るたびにチームカーに寄り補給をもらう。やりたいだけである。
今回は監督の籤運が強く、二番を牽いてくれたためチームカーから集団が見やすいし、ボトルをほしがるとすぐに上がってきてくれた。
19チームなので後ろのほうだと上がってくるのが大変だ。
一回目の普久川ダム登りに入る手前でポールさんに先頭付近まであげてもらう。
登りが始まるとBABY DUMPの選手が先頭固定。ついていけるスピードで登りをこなし、この登りだけで4分縮めて差は14分に。
奥を過ぎて森本さんに言わせれば恒例(らしい)の香港の牽きも終わると、二回目の普久川ダムの登りに入る手前でアタックがかかる。
自分ももし乗れれば早めに登りに入れるので、自分では行かないがタイミングが合うと後ろにつかせてもらってアタック。
結局抜け出しがなく二回目。またもやBABY DUMPが牽くが勾配がきつくなり先頭が変わる。どこのペースアップかはわからないが、徐々にきつくなり遅れだす。
昨年市民で森本さんに千切られた地点と同じところで、後ろから来た森本さんにお尻をポンとされ、ロールケーキを思い出す。
結局少し千切れるも、同じように千切れた台北の選手と一緒に山岳賞手前の下りを使って追いつく。
この時点で前の逃げができていたみたいだ。長い下りを経てアップダウンへ。大村さんを欠いた先頭との差は6分まで縮まっている。
長い登りはこれ以降はそこまでじゃない。コースを覚えていないけど「コーナー抜ければ下り」と言い聞かせて走る。思い込みが当たった時の快感。当たらなかったときの絶望感。
メイン集団はアタックの応酬で落ち着きがない。普久川ダムで千切れたが短い登りならもつし、今回はGOKISOを付けていたので下りで先頭まで出れるのが功を奏した。
しかし疲労はたまり、アタックに反応できないことが多くなり、ブリッジにも乗れずメインにくっついて走る。
先頭は17人になり、メインには増田さんや畑中さんがいるので次の動きを待つ。
先頭の17名と40秒。ここで牽けば追いつけるかもしれないが皆やる気ない。そうこうしていると秒差が開いてしまい、残り30km。
姿の見えなかった森本さんが追いついてきて、自分は羽地で切れること必至だと思ったので、せめて先頭に追いつこうとペースを上げると
何人かで抜け出す感じになってしまった。台北とAXIONとBABY DUMP。後ろも来ないようだし、せっかく抜けだせたのでそのまま行こうと。
DUMPは先頭交代に加わらず、三人で回す。そうこうしていると羽地のダムが見えてくる。
監督たちの檄が飛ぶ。後ろとの秒差はどれだけ取れたかわからないが(心が折れるから後ろ振り向きたくない)羽地の登りに入る。
登って橋に入るところで「後ろ来てるぞ!ついてけ!」と叫ばれ、そこまで離れなかったのね、と悟る。勢いよろしく、抜かれて後は自分のペースで。
シッティングで両足が攣ったのでダンシングでやり過ごす。トンネルを超えて最後のアップダウン。
最終のパックはブラ怜とMAT吉田さん、DUMPが二人の五人。58号に入ってAISの小森さんが合流しゴールへ。
怜が強くて引きちぎれそうになる。最後はDUMP VS 怜のスプリントを後ろから眺めて37位でゴール。
補給で結局残ったのはCCDが4つ。途中チームカーからもらったのはボトル5本(スポ3本コーラ2本)とShotz二つ。
熱中症はなし。しかし少しでも動くと足が攣る。車に寄りかかって動けずにいたらハエがたかってきた。まだ死んでねぇ。
弱っているところがわかるのか、ジャパンカップの落車でできた膝のかさぶたに集中的に来た。
皆の帰りを待っていると、圧倒的な力で後続に2分差つけて高岡さんが帰ってきた。
すぐ後ろにポールさん・・・ん!?ポールさんはチャンピオンでは?
レースを下ろされたポールさんはジャージを裏返してゴールまで走っていた。そこにたまたま高岡さんがきてタイミングバッチリ。
さもポールさんがアシストした感じに。加えてポールさんの後ろで岩月さんも同様に走っていたため(結果はFAD)、イナーメが市民の1位,2位,3位みたいに。幻の表彰台独占。
無事に皆帰ってきたのでホテルへ。シャワーを浴びて全裸でベットで溶ける。
高岡さんの表彰があったため閉会式へ。胃が何も受け付けなくて、モズクソーメンのみ食べる。
表彰式の選手の発表が「どぅるるるるるる・・・バン!」だったから、表彰対象をくじ引きかなんかで決めているのではないかと錯覚する。
いつでも自分が呼ばれるように待機しておく(ない)。
夜はホテルの近くの居酒屋でイナーメ&GOKISOさんで打ち上げ。ありがたいことにSUNVOLTの橋本さんも来てくださり、しかも最後までお付き合いいただきました。ありがとうございました。
高岡さんも途中から合流し、祝勝会に。森本さんはここでもシフォンケーキを。
遅くなるとお開きになり、残った僕らは居酒屋美津子(同場所)でワインを。

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イナーメで飲む機会はめったにないので新鮮。皆ここでシーズンオフに入るけど自分は今年もオフを作らない予定。シクロシーズンが始まっている。
次の日はのんびり起床。朝ごはんを優雅にバルコニーで食べて、井上さんとユキと回復走で万座毛へ。
出発前にビーチに出ると昨日の山岳王吉岡が黄昏ていた。
どうやらこの辺は彼が母校の京都産業大学の合宿で来ていて思い出の土地だったようで。話が長くなるなと思って撤退。
行は三人のバイクを交換して遊ぶ。たまに人のバイクを乗ると新しい発見があるのものだ。

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井上さんもユキも次のバイクを考えていたらしいので、とりあえずFELTの良さを刷り込ますという目的もあるが。
帰りは追い風と信号ないということでスイッチが入ってかなり踏み込んだ。平坦60km/h弱の巡行で楽に走れるのはやはりGOKISOすごさ。
昨日飲んだGOKISO GIRLのお二人がホイールを組んでいるということで、今後はお二人の顔を思い浮かべながら走らなければならない。
ベアリングの5μ(ミクロン=1/1000)の誤差もお二人の手で判別できるそうだ。職人技である。
その後ユキと沖縄観光し、帰京。
今週末は全日本実業団トラック。実業団記録をだすぞ。ぞ!