先に言っておこう。ふぉとばい、いずちゃんです。いつもありがとう。
年に一度の大一番。全日本実業団トラック。今回の目標は団抜き二連覇とポイントレースの王座奪取。
前日にユキとポールさんを連れて修善寺へ。ヴェロドロームはジュニアの日本代表が終日使っているようなので、思い出の地屋外250mバンクへ。
何年か前の学生選手権を見に行ったことはあるが、確か上板をちんたら走っていたチームメイトが滑り落ちたり、競技種目は落車が多発して地獄絵図だった覚えがある。
実は屋外250mバンクは設計ミスで333mバンクのカント(角度)らしい。なのでストレート部がほぼなく、これが”お椀型”と呼ばれる所以。
ヴェロドロームの管理室に朝行って使用料(1日 1030円/人)を払い、行き方を教えてもらう。
道中は木が道の真ん中に無造作に落ちてたりと、修善寺サファリパーク。二回チェーンを外してたどり着く。なるほど、手をつけてないからひどい状況というのは頷ける。
もはや廃墟。特に日当たりの悪い3,4コーナーの路面がガタガタ。しかし松本のかりがねボロボロバンク全盛期を経験している身としては「きれいじゃん」という感想。
草を払って自転車を組んで周回。ユキは初バンクなので基本を教える。まずは丸ハンで周回20×2。草むらに自転車を隠し、恒例となりつつある中じま食堂へ。
皿さん一家と合流し、海鮮丼mgmg。相変わらず店内のほうが寒い。キューピーを見せると喜ぶそうです。
午後はDHをつけて周回。本番を想定して速いペースでやってみる。ユキが一回先頭交代を入れるとキツイらしく、本番は一回引いてもらって離脱することに。
ここまでの団抜きは「ポ中→1周半or2周。あとの二人は1周」という感じでやっていたけど、国体の団抜きにも出ている皿さんから全員1周半にしようと提案。
狙いは、先頭交代の回数が増えるとその分だけ若干ペースが下がるので、先頭交代の回数を減らすことと、単純に自分順番が回ってくるまでの時間が長くなるので休める。
というわけで中→ポ→皿→北(一回で離脱)の布陣。スタンディングを何回かやって練習終了。ヴェロドローム内に自転車を置かせてもらう。
夜飯はボンドールヘ。うな重mgmg・・・・ん?口の中に違和感。
・・・うなぎの骨刺さった・・・ご飯を飲み込んでも取れない。google先生に聞いてみても病院行けの一点張り。病院に行くと2000円もとられるらしい。マジかよ、うな重食えんじゃん。
何とか取ろうとトイレの鏡で奮闘。うなぎ屋だからなんかいい方法を知っているかもと店員のおばちゃんに聞いてみると「タレがついたご飯じゃダメよ」と熱々の白ご飯を出してくれました。
熱さに耐え涙目になりながらひたすら飲みこむが、取れず。違和感はあるけど生活に支障をきたすわけじゃないし、ご飯一杯お得に食べられたからいいやと思って諦めた。ちなみにまだ違和感はあります。
今回の宿は川端康成も泊まったといわれる(後から知った)南山荘。
はい、迷路です。お手洗いと書いてあるところは金具で留まってて開かず、逆に何も書いてない扉を開くとトイレがあったり。階段が急で長くてキツイ。
歯磨きとかトイレとかで部屋を出たチームメイトが息を切らしながら帰ってくる。コーヒー牛乳があったから僕は許します。昔ながらの紙蓋タイプ。
次の日の朝はすき家で朝食。牛愛賭けカレーは頼まず、納豆定食を。昨日の夜に合流していた加地さんが全員分奢ってくれました。加地さんが全員分奢ってくれました!(二回目)ありがとうございました。
会場について周回練習。やはり屋内バンクはすごい速くて楽しい。
皿さんのポンプが調子悪いようだったので買ったばかりのzefalのポンプで13気圧まで入れようと頑張っていたら
折れますた。マジかよ。
まずは個人追い抜き。ユキに渡したゼッケンが自分のと間違っていたようで、もう付け替えるのも面倒なのでワンピごと交換。靴下一枚になる。
律儀にユキが隠しながら脱ぐもんだから、ちんちんを手で隠すスタイルで待機する羽目に。早う早う。
ユキが親分のワンピを借りていたので、交換するとやはり股間がスカスカ。親分さすがです(←ワンピがLサイズなだけ)
ユキがステイヤーライン(上板の青線)走行という斬新な走りを披露しているのをローラーでアップしながら見る。自分に厳しい奴だな。
今回特別に加地さんがイオを貸してくれました。加地さんがイオを貸してくれました!(二回目)
自分の番が来て自転車をセット。一周18秒ぐらいで回れば50秒を切るのが見えてくるのでそこを目標にスタート。
パン!とスタートしてから鳴ったので踏むのをやめる。自分のフライングを取られてしまった(初)。意外と二本目は緊張する。今度は音をちゃんと聞いてからスタート。
スタート一周は23秒。次の周で監督から16秒ホニャ!と言われ少し落とす。次の周で17秒ホニャ!になったのでこのペースを維持。しかし中盤落ちて二度ほど18秒ホニャになってしまった。
ホームスタートのロジスティジャックの選手を抜いてラスト上げていく。
恐らくヘルメットを締めすぎで、すでに頭に血が上ってクラクラして眼球が裏返りそうだったけど、何とかラインはキープして17秒ホニャまで盛り返してゴール。
Time:4:49.324(優勝!自己ベスト!)
ポールさんがかりがねで初バンク走ったときぶりの勝利。
勝ったので一年ぶりのドーピングコントロールへ。尿意はあったので意気揚々と行くと90ml必要なところを80mlしか出なかった。
ポカリを二本飲んで便座に座って二分ぐらい自分の体との会話。シャペロン(おしっこしているところを見る人)も黙ったまま時間は過ぎる。
すると奇跡的にチョロっとでてきた!っしゃぁぁあ!シャペロンの方もニッコリ!あの時ほどおしっこで喜んだことはないでしょう。
次は団抜き。チームベストはウィンタートラックで出した4:35.898。一周16秒で、17秒は出さないペースで。
スタートしてゆっくり入っていく。一周目16秒ホニャから四人とも16秒を刻んでいく。
ユキも16秒を維持したまま離脱できた。
もう一回一周半曳いて16秒。ポールさんの番になり17秒に落ちる。皿さんと自分で16秒台に戻す。またポールさんの番で落ちたので一周で上がってくれと願うが一周半曳いてしまった。
皿さんもこの時上がってと言おうか迷ったらしい。その後の皿さんの番で2周曳き且つ徐々に上げていったのでポールさんが千切れてしまった。自分はというと皿さんの後ろで走って最後捲くっていったので出し切った感はなく。
Time:4:36.989(二連覇!)
内容的にはいまいち。しかし前輪ディスクだったベストのタイムに近づいているので、そこは良かったと思う。20秒台が見えてきた。
皿さんは出し切ったようでハンドル変えるのもキツイ様子。次のケイリンの一回戦だったが準備が遅れたので三組目に回してもらえた。JBCFさん申し訳ありませんでした。でも皿さんぶっちぎりで勝ってました。すげぇ。
ポイントレースまで時間があるので仮眠。今回のポイントレースはまさかの7人・・・。しかし見てくれている人もいるし、去年の優勝者のマリンゴールドの山田さんも出場するので気合を入れなおす。
スタートしてペースが遅くて予定にはなかったけど六周目ぐらいで逃げてみる。半周差ついて、あわよくばラップ・・・と思ったが自分にはそんな力はないようで。二回ポイントとって集団に追いつかれる。
いつの間にか加地さんが降りていて完走すれば入賞状態。なので岩井商会の選手はずっと上板走ってました。
自分は逃げで4回、スプリントで3回5ポイントを取り46ポイントで優勝!
最後はポールさんと山田さんが1ポイント差で二位争いしてたけど、先行で三周徐々に上げていって最後フルもがき。湾岸練で最近やっている勝ち方でゴール。
ただそれでポールさんが千切れてしまいポールさん同点3位。
表彰の時に山田さんに「強くなったね。一年間努力したんだね」と言われ、泣きそうになる。
今シーズンは練習回数はかなり減り逆に試合に出続けてここまで強くなったけど、キチンとメニューを組んで練習してレースに標準を合わせている人に対して、どこか後ろめたいような気持ちがあった。
「努力=練習」という考えだったけど、山田さんの言葉で自分がやったことも強くなるための「努力」だったんだなと思えました。ありがとうございました。
帰りは今回出た賞金で年に一度の贅沢、魚河岸ずしへ!
相変わらず旨い。ほかの寿司食えなくなる。
御殿場からの渋滞が45kmととても見てられないので乙女峠にある温泉会館へ。お昼だと富士山がきれいに見えるそうです。
フルーツ牛乳があったから自分的にはポイント高し。
長野から一人でサポートに来てくださった監督はじめ、応援してくれた皆さん(特にピナゾウな方々!)ありがとうございましたm(_ _)m
今週末はマキノ→上山田のシクロ初戦です。C1なのでまずは完走目指します。