ORANGE overALLS drive

オレンジのつなぎを着た自転車乗りのブログ

ウィンタートラック第一戦と宇都宮CX二戦

先々週の金曜は久々の会社の同期との飲み会でフラフラになりながら帰宅し、土曜日はウィンタートラック。
ユキに車を出してもらって、ポールさんを拾い、後部座席に行くと速攻で就寝。
ユキ行き帰り運転ありがとう。
試走終了時間に間に合わず、試走ができず。これはいつも通り
今回は初参加のまこっちさんを迎え、イナーメは四人エントリー。というわけで団抜きもその四人ということ。
初の250バンクはカントがきついようで、まこっちさんが慣れていないという懸念があったけど逆に団抜きはスピードが上がるから安定して走れるはず。
ポールさんの前輪ディスクをユキに、自分のイオをまこっちさんにお貸しし、ギアは一枚落として51-14。
一周のタイムは大凡17秒ぐらいを目標にスタート。
スタートして後ろがついてきてるか確認しながら。半周走ると後ろが何やら騒がしい。
機材トラブルなら降りちゃえば再スタートを切らしてくれるがそのピストル音もない。
あとで聞いた話によるとぶっつけ本番でDHバーをつけたまこっちさんが、まだスピードが出ていない状態でハンドルを持ち、バランスを崩して遅れてしまったとのこと。
スタートの方法を教えていなかったのと、そもそも試走でDHつけられなかったというのだからしょうがない。
ポ中は1周半、北高は1周。ペースの上げ下げはあったが16.2~17.9の振り幅。
まこっちさんは初めてとは思えない安定感。まだ前の人との車間距離は縮められるが左右のフラツキが少ない。
先頭交代でペース上げたりもないため、後ろを走りやすかった。
三回目の先頭交代で牽ききって離脱。三人で残り5周。
ユキは三人目になる予定だったので千切れたら元の子もない。のできつかったら叫ぶように伝えてあった。
だけど残り2周で「キツイ!」と言った時には「あとチョイ頑張れよ!」と思ってしまう鬼さ。
タイムは4:41.964。慶応がまさかの落車だったので一位。

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次はチームスプリント。北中ポの順。
スタート練習していないのでユキのスタートはすこぶる遅い。
スピードの出ないまま二走の自分に。徐々に上げていきポールさんに受け渡す。
タイムは?。あれ静岡県車連さんリザルトがないよ~。
次の出番は午後の個人追い抜きなので、熱海の専門学生が無料でやってくれるストレッチ?マッサージ?に顔を出す。

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結果良い筋肉すぎてあんまり改善するところがないとかなんとか。
いつもカコさんのマッサージを受けているせいか、「もっと熱くなれよ!」と思うけどそこは言わず。さすられて終わった感じ。
ミズチャさんに股関節付近のリンパを刺激してもらう。痛いけど、これぞ感。
個人追い抜きは自己ベストの更新をひそかに狙っていた。団抜きのままのギア。

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PHOTO BY ITARU MITSUI
18秒で刻んでいければと思ったけど、やっぱりアドレナリン出ちゃってニ周目は16.2。
徐々に落として最悪で18.9まで落ちた。そこからちょびっとだけ上げてタイムは4:52.925。
1kmTTに関しても、これまた反省点の多い結果に。今回は50-14。
まずスタートで上半身と下半身がバラバラ。連動させて動いていないように感じる。実際一周目のタイムは20秒?。少なくとも19秒は出したい。
そこからは全力。しかし最終周で見事に失速。1分チョイもがききれるように体を慣らさないといけない。
トラック競技は自分の成長が確実にタイムに出る。来季はタイム競技も定期的に入れていこう。
最後の最後でみんな大好きポイントレース。今回は大会全体を通して落車が多く、進行が遅れてしまったため、どうなることかと思ったけど何とか20時にはスタート。
一回目のポイント周回で慶応の池辺のスプリント力を知る。
一度逃げたのと(ラップする足はなかった)、日大ー池辺ー俺の順だったやつを池辺に被せて出れないように塞いでスプリントして、5ポイントをとった。
最後の最後で二位争いにも負けて三位でゴール。
終了時刻はほぼ21時。この達成感。

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PHOTO BY ITARU MITSUI
急いで片付けて行きつけの台湾料理屋へ。40km走った直後は腹が減って気持ち悪いのに、食べた後は消化が間に合わなくて気持ち悪い。
青山→市川で車を乗り換えて宇都宮へ。
駅前のカプセルホテルに着いたのが2時とか。最高の狭さだ。

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防音も割とある。
日曜日は朝の試走は諦め。携帯電話の電源を切って完璧に睡眠モード。おかげで9時まで寝れた。
駅前に朝ごはんを食べに行き、車に戻って会場へ。
同日に他の会場のレースもあったが(特に上山田は信大自転車部主催なので手伝いに行かねばならぬのに・・・)こっちを選んだのは単純に「楽しそう」だから。

会場につくと巨大なとちまるが。子供限定だったけど、大人も入りたい・・・。
試走の時間になり、コースを走ってみる。キャンバーが既にドロドロのツルツルで転びそうになる。池側のキャンバーは一個目は諦めて下車し、二個目は乗車で何とか。
階段を登った先の歩道を走らせる区間が砂が浮いているのと、区切りとして張ってあった黒いパイプのようなものがコーナーの途中にあるのが怖かった。
空気圧は1.8。エントリーリストで自分が2番だったのをみて、強い選手はあんまり来ていないことを悟る。
先に行われたC2&L1のレースではロードポジションで平坦を爆走するアベタカさんに同じ匂いを感じ、そしてチームメイトのユキエさんがL1で堂々の優勝!地元だけあってすごく嬉しそうでした。

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PHOTO BY KENSAKU SAKAI
スタート地点に行くと光さんに「髭生やしてんの?モテたいの?」とストレートに言われる。そう、モテたい。
ハンドル下にGO-PROをつけていたので「はろーゆーちゅーぶ!」というと「これNHKだから」と窘められる。失礼しました。
スタート前にホールショットは取ろうと龍と話していたら、奴は見事に遅刻して後ろスタート。
笛の合図とともにもがく。光さんが既に半車身。抜いたろうと加速する、肘を張って威嚇。けどコーナーが来てしまう。

f:id:orangeoveralls:20151227085230j:plainPHOTO BY SEIICHIROH KOBAYASHI 

ここでビビりの僕は退散。続くコーナーのスピードが全然違う。何とか食らいつこうとするけど徐々に離される。
キャンバー往路は左手でバランスを取りながら、折り返して反対側は一番下まで降りてバイクを押す。

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PHOTO BY KENSAKU SAKAI
意外にバランス感覚はいいようで、一度も滑らなかった。

舗装路は唯一の自分の生きる道だと全開走。

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PHOTO BY KEIICHI HONDA

先頭との差は30秒で変わらず。

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PHOTO BY SHIGERU UCHIDA
自分もコースに慣れてきて徐々に詰めようかと思っていたら、池のキャンバーのコースが若干変わっていて(誰か杭抜いちゃったのかな?)滑って落車。
ココからなんか知らないけど毎周回同じところで落車しタイムを落とす。

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PHOTO BY YOSHIYUKI UGAJIN
最終的に一分差をつけられて二位。二位でも声援が大きかった。

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PHOTO BY KENSAKU SAKAI.本当にありがとうございました。

ゆきえさん勝利&Wドラゴン2,3位ということでSNEL集合写真。

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PHOTO BY KENSAKU SAKAI

皆さまいつもお世話になっております。まだ続きますのでよろしくお願いいたしますです。

湘南CXと風邪とOB会と野辺山

先週の話だ。風邪をひくと何もしたくなくなる。ただただ眠ることに従事し、何もしていないことに焦る。精神的に「たまにはゆっくり」というのができないのだろうか。
湘南CXの朝は健康ランドで目覚める。9時までに出ないと追加料金がかかるが自然に6時頃起きてしまう。結局長く眠ることはできないのだろう。
会場について受付を済ませて試走。二年前に出たときにはハンガーノックで途中棄権した開成公園なのでトラウマがよみがえる。
コースはスタートゴール前後のストレート以外はヘアピンの連続。後ろとの距離が計りづらい。ほぼドライなので前日のマキノのリベンジに燃えていた。いい加減勝ちたい。
スタートは一列目。

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photo by suwaさん

号砲とともにホールショットは3110さん。序盤から慌てるとろくなことがないので「落ち着け落ち着け」と言い聞かせながら。
暫くすると3110さんと澤木さんのパックができていて自分はその後ろ。
自分の後ろを池本さんがついていてコーナーでぴったりくっつく。何回かストレートでペース上げたらいつの間にかいなくなってた。
真後ろにつかれるとプレッシャーを感じる。
そこからは三人パックで。ストレートで何回かアタックするけどすぐにコーナーが来て千切るまでには至らず。
何回かやってこれは無理だとあきらめる。ここで足は残っているのだから毎周回アタックして足を削るべきだった。
徐々にコースにも慣れてきてコーナーでも離されなくなっては来ているものの、やはり最終周のシングルトラック前では先頭に出ないと不安だ。

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photo by シクロワイヤードさん
澤木さん先行で最終コーナーに入るのは避けたい。最後の鐘を聞いてシングルトラックはいる前にイン側に突っ込み先頭に。
しかし慌てて前輪を滑らせ落車。澤木さん→斉藤さん→自分の順に。
先頭澤木さんに離され、コーナーの得意な3110さんにも追いつけず3位。勝てないなぁ。
先頭パックの3人の攻防は楽しかった。自分のカードはパワー勝負だったので慌てずに最後まで後ろで走っていた方が良かったかもしれない。
表彰式を待っているときから寒くなってきて、先週はずっと風邪っぴき。
金曜日がピークで、38.4℃の表示を見て野辺山は断念。
ただ、金曜日は信州大学自転車競技部OB会にて東京駅。福島さんが2010年のTTチャンピオンなのでW祝勝会。

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店が見つけられず迷子になり遅刻しました申し訳ありません。
店につくと皆さん出来上がっていて、何人かの方はお会いしたことがあり、昔話に花が咲く。
皆さんの伝説をいくつか聞いてると全裸ハ○ンなんて温いなと感じる。
その日も言いましたが、自分の優勝をきっかけに何十年ぶりに集まる機会を作れたということがとても嬉しかったです。

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後輩からもメッセージと花束をいただき、また来年と約束をして解散。
幹事の渡辺さんをはじめ、皆さんありがとうございました。来年もきっかけを作れるように頑張ります。きっかけ無くとも集まりましょう。
そのままニッシーに車を運転してもらって自分は爆睡。山梨の実家にて療養。
布団の中で56さんがSSで優勝しているのを見て、会場にいないことを悔やむ。空気抵抗の重要さを知った。
一日眠って日曜日の朝、36.0℃まで下がったので野辺山に行くと即決。
咳がでているが、何もしないなんてもったいない!ということで・・・ほんとはエントリー費がゴニョゴニョ
実家にいる時点で窓が凍っていたので覚悟はしていたが、まぁまぁ寒い。でも会社の中で一人「冷房ついてるんじゃないのか!?」と疑っていたあの頃よりは暖かい。
会場につくとデュエルマスターズを一人で二つのデッキを使ってやっているカイト少年が。
過去にデュエリストだった僕(遊戯王→デュエマ→マジックザギャザリング→卒)、相手がいないときは同じことをしていたのを思い出し、懐かしむ。
時間もあったので教えてもらいながら一戦相手をする。

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・・・勝っちゃう。
「俺本気だすわ」と本気デッキ登場。二戦目はコテンパンにやられる。
ライダーズミーティングと試走。去年の野辺山は全面泥かっていうほどだったので今年の走りやすさに驚く。
昨日はさらにドライだったとか。出たかった。試走の時点で力が入らないことを悟る。
戻ってきてデュエマ三戦目。コツをつかんで大人げなく勝利。再戦を申し込まれたが「レースがあるから」と。ここが大人の引き際なのだ。
その後カイト少年は会場で外人デュエリストと遭遇し、コテンパンにやられていた。上には上がいるもんだ。
レーススタートは4列目。

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photo by 小林誠一郎さん

外側をチョイス。寒くてギリギリまで脱ぎたくない。
笛の合図でスタート。いつも以上に押し上げてくる。階段で降りて越えようとしたら前輪が前の人のペダルに引っかかった。蘇るスポーク折損。ゆっくり引き抜き何とか無事。
何番手に落ちたかはわからないけど、まったく踏めないことだけはわかる。
病み上がりのレースってこんなに体力がないのか。これが「調子が悪い」ということか。

 

f:id:orangeoveralls:20151202215835j:plainphoto by kouji okamoto

3周目にSNELトレインができそうだったので舗装路の登りで先頭固定で牽く。タレタレだけど、何もしないよりはマシだろう。
残り4周に入ることができずに終了。咳が止まらなくなる。

昨日勝った竹ノ内さんは来週の群馬に大事を取って出ていなかった。そういう不調なときこそ我慢して休むことが大事なのだろう。
如何せんレースに出たがりの自分に我慢ができるのだろうか。南無
実家に帰って風呂に入っていると、タイヤ交換していた父兄から「発表します!」と。
何だと思ったら、兄貴がISISのタイヤのネジを破壊したらしい。(×2)

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山の中で逞しく育った我ら兄弟はちょっとやりすぎる傾向にある。兄の場合は僕よりも力が強いため、ねじ切ること数度。
久々に兄の怪力っぷりを見れてなぜかホッとする冬。
今週末は「HELL OF MARIANAS」でサイパン!温度に対応できるだろうか!昨年の雪辱を果たすために今、風邪を治す!(はよ)
HELL OF MARIANASの様子は昨年同様、FUNRIDEさんのwebページに寄稿することになります故、お楽しみに。

サイスポ取材とマキノ

土曜日は朝一で八重洲出版さんへ。2月号の取材。

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初のスタジオでの撮影。下の白い紙を汚さないように細心の注意を払って。
内容は明かせないので、自分も楽しみにしているのだが、とにかく昼に近くの「ロダン」で食べたカレーがおいし辛かった。

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取材が終わると楓を迎えに草加へ。
未だに関東の位置関係が分からなくて、マキノに行く通り道だと勝手に想像していたもんだから、ナビが「戻れ」と言った時には目を疑った。
渋滞もあったが何とか時間通りに楓を拾い、ムコさんの待つ石川PAに向けて出発。
が、大渋滞。30分ほど遅れて到着。荷物を入れ替え。この時点で21時とか?
もはや絶望的なのでゆっくり飯食ってから出発。以降後ろで爆睡・・・。すいません・・・。
大垣の健康ランドについたのが2時かな。地方の健康ランドはプールがついている。全裸で泳ぐことほど開放的なものはない。

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芝居があるとかいう健康ランドは古いのが定説で、案の定仮眠スペースは臭いし、鼾がすごい。
けどすぐに眠れた。年々嗅覚と聴覚が麻痺してるように感じる。
大垣はマキノまで100kmなので朝の出発は6時。
朝は運転を変わり、自分がマキノまで。他の人の車を運転すると自分の車のブレーキの利かなさだったり、ハンドルの遊びが大きいところやらが浮き彫りになる。
会場に到着して試走。今回新しく投入したのはvittoria様からお借りしたQURANO。

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PHOTO BY SUWA監督

元々SNEL CYCLOCROSS TEAMにタイヤを供給していただき、自分もタイヤを使ってるがホイールは初。
ワイドリムで回転性能がすごくいい。色もマッドブラックでかっこいい。
今使ってるBOMAのL'EPICE Rにぴったりでないか!と大興奮。
実際試走で使ってみると進むわ進むわ。踏みたくなってしまって試走中一人だけ半袖。
空気圧は2.0でいくことに。芝を噛む感覚が良くわかる。
あんまり落とすとアスファルトでグニャってなるのが怖いので、落としたくない。
奥の階段は降りてる人がいたけど乗車で行けそうだったので何回かやってみる。一段目をウィリー気味でクリアすればあとは行ける。
スタート位置は二列目。ホールショットを取るつもりで。しかし前の人のペダルキャッチの影響で20番手ぐらいで最初のコーナーへ。

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PHOTO BY YASUO TAKAGI
序盤はみんな元気なのでポジションを上げられない。先頭はどんどん離れていく気がして焦る。と、良いことがないというのはいつもの話。
案の定砂利で転んで、後ろから来た外人選手を巻き込んでしまう。
すぐに立ち上がろうとすると相手のハンドルが僕の後輪に絡まっている。Oh…
よく見るとスポークが折れてる。ちーん
外人選手に肩ポンポンされて慰めてくれたので「Sorry…」と返す。
ハンドルが曲がってるけど直りそうにないのでそのままピットまで。
「ぶっ壊しましたゴメンナサイ!」とバイクをチェンジ
一周でバイクを直してくれたので、またバイクチェンジ。前輪は無事だったみたい。

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PHOTO BY KENSAKU SAKAI
後半にみんなタレてくることを信じてひた踏む。バイクトラブルで遅れていた小坂(父)選手と一緒になり、ここからがキツかった。
もちろん踏むところでは自分が前に出れるのだがコーナーに入ると詰められる、どころか抜かれる。
二人で走り、前の航太(パンク遅れ)を追い抜き、これが最後。
最終周のコーナーで離されて終了。フライオーバーとシケインで右ふくらはぎが攣りそうになっていた。
結果13位。目標にしていた昨年の8位に届かず、UCIポイントも取れず。

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おやっさん強し・・・
せっかくお借りしたホイールをすぐに壊してしまい、申し訳ないです・・・。

三連休終わりで風邪をひいた。久々すぎて動揺する。
湘南クロスは後日・・・。野辺山も頑張る・・・ぞ。ぞ!

全日本実業団トラック

雨予報の週末。
いつもなら凹むが週末は全日本トラックチャンピオンシップで屋内バンクなので関係ない。
渋滞回避で早めにユキとポールさんを回収し修善寺へ。
温泉部活動で部長の記憶の引き出しをいくつか開けたけど朝は9時までなど丁度入れないタイミング。
ユキが見つけたのは道の駅に併設されている温泉施設。

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いつも練習で通る海岸線。こんなところがあるとは知らなかった。
入口のラブラドールが可愛い。湯は塩素の香り。露天の景色は海が一望(立てば)。
その後昼ごはんは「ふしみ食堂」

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サバの塩焼きは脂がのってて最高だった。やはり塩焼きが旨い。旨いんだ。
12~15時の練習で申請していて、それを基準に動いていたけど走り出したのは12:30。いつも通りやなと皿さんに言われ、照れる。
北沢も入れてF8周×4回。最後の方は一周のラップタイムをまとめることができた。
皿さんちの子供用バイクで遊ぶ。試行錯誤の末、足をハンドルの上に出すのが漕ぎやすいとのこと。

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無邪気ね
最後にチームスプリントの合わせをして終了。宿へ。
今回は皿さんが予約してくれた「オリーブの木
丸い球状の屋根が印象的な建物。すぐに風呂に行こうと思っていたけど建物の奇抜さにテンションが上がってしまい、遅れ遅れ。

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近くの温泉施設「百笑いの湯」にてお風呂第一陣。
種類が多く、塩分濃度の高い湯もあった。脛毛を剃った皮膚には刺激があるけど、ポールさんでさえ浮くほど。
水に浮くなんてめったにないのでしばらく遊ぶけど、○ンタマが痛くなって出る。
腹も減ったので行きつけの台湾料理屋へ。ウィンタートラックでもお世話になります。
戻ってきて再びお風呂へ。今度はサウナ。寮のサウナでスクワットしている自分にとって、座って12分くらいは余裕。
皆辛そうにしていたので、やはり汗をたくさんかくことに慣らさないと夏の暑いレースは乗り切れないんだなと実感。
部屋(家?)に戻ると、皿さんがプラネタリウムを持ってきてくれた。貸出があるとのこと。
星座が天井でゆっくりと回っているのを見ると眠くなる。
ロフトにいる北澤がしゃべると、建物の構造のせいか下にいる自分のベットの下から声が聞こえる。怖いから理不尽に黙らせる(先輩権限)。
次の日はすき家で朝飯。会場へ。
レースはまずは団体追い抜き。目標は実業団記録の更新。ギアは52-14。並び順は中→ポ→北→皿。
一周目の入りは22.6で絶妙。一周半で交代。
その後16秒41,51,07(←ここで上げすぎたか),21,26,19,64,75(←ちょうど中間で落ちた),22,46,48,44,26,21,15。

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photo by kazuhiro kaneko
寝そべって撮るユキの写真がこちら。

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何という臨場感。近すぎだぞ!怒られろ!
TIMEは4:27.961で大会新記録&実業団新記録達成!内容としても初めて後半徐々に上げていけた。
ちなみに実業団新記録は2008年に愛三が出した4:28.594。外バンクなので確実に有利にはなっているが記録は記録なので素直に嬉しい。
最近の学生たちのタイムと比べると粗末ではあるけど、イナーメとして一つの目標が達成された。
表彰では監督を呼んで一緒に壇上へ。走るのは選手、でも伸び伸び走らせてくれる環境を作ってくれているのは監督をはじめサポートの皆さん。

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PHOTO BY イナーメの福山雅治こと武田親分

この写真は僕が今シーズンやりたかったことそのもの。壇上で監督が選手に一言!と言われ「愛してます!」と言いきったように、ignameにはアイがあるのだ(うまい)。

続いてチームスプリント。これも前回実業団記録に届かなかったので団抜きに続け!と気合十分。ギアは団抜きのまま。
号砲一発、さすがに重いけどうまいことつけた。
親ビンの一走が掃けて皿さんの鬼牽き開始。凄まじい加速だけど徐々に上がったのでついていける。
最後の自分はとにかく我武者羅にと思ったら頭ブンブン。多分回転数と上半身がぶれている気がする。ちぐはぐな感じがした。
timeは49.072でチームベストは更新したが、実業団記録(49.001)には届かず。加えて、自分たちより速かった岩井商会さんの降格で優勝ということでモヤッとした感じ。
チースプに関しては0コンマの世界なので走行ラインとかの細かいところがタイムに繋がる。団抜きよりもタイムは伸びないがあと少しだ。

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表彰では親分を持ち上げる。さすが親分持ち上げられ慣れてる。
皿さんの圧倒的な徹底先行に興奮し、最後はポイントレース。
UKYO最後のレースの窪木さんに一矢報いたいところ、と思っていたら恐らく息ふきかけるぐらいしかできなかった。全く歯が立たないとはこのことだ。俺の歯は親知らずと一緒に全部抜いたかな。
スタートして最初のポイント周回は真後ろにつけて、いたのに、速すぎて捲れず。「いやまだ最初だから」と言い聞かせて時がたち、三回目で「あ、これ全部持っていかれるやつだ」と悟る。

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PHOTO BY AKI MIYAWAKI
四回目のポイントは捨てて、五回目で逃げようと決意。ポイント周回二周前で窪木さんが後ろに下がったのを見て全開でアタック!単独で二周。5ポイントをとる。
思えばこれが最後の輝きだったように思う。6回目のスプリント周回の後にそのままさよなら。
しばし追ったけど一人じゃ無理。諦めてラップされるのを待ち、せめてラップ後のポイント獲ったるで!と意気込むがまさかのマクラーレン
抜かれる前の後ろから聞こえたポールさんの悲痛な「逝った!」という叫び、耳に残っている。これを最後に意気消沈。再び逃げられて終了。
こんな人が全日本にウジャウジャいるのか。えげつねぇ。

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この写真がいつか自慢になる。
最後の最後でドーピング検査。慣れたもので言われる前にチェックチェックチェック。おしっこも規定量以上出してすぐに終わらせる。
なぜなら頑張ったご褒美があるから。魚がし鮨一年ぶり!

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相変わらずのベルトコンベアで運ぶ意味ある?という疑問を抱かせるおいしさ。
また来年も頑張れる。頑張ろう。頑張りましょう。
今週末はマキノから湘南のCX二戦なり。

ジム・フェルト氏来日対談とツールド沖縄

水曜日はFELTの創始者であるジム・フェルト氏が来日しているとのことで、ライトウェイさんに呼ばれて神宮へ。
試乗会も兼ねているのでIAに乗せてもらう。

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PHOTO BY ATSUSHI KAMATA
トライアスロンバイクなので当然自分はTTで使えないが、外観の格好良さもさることながら、進むわ進むわ。
ランが壊滅的なのでトライアスロンは今は無理かな・・・。
夜はジムのプレゼンテーションの後、対談形式でのFELTの紹介。
皆さんに伝わったかはわからないけど、ジムのFELTに対する情熱をすごく感じました。
今後ともよろしくお願いします。

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TEAM FELT!
金曜の皆々様の沖縄飯投稿に耐え抜き・・・。
土曜の朝にユキと共に羽田へ。JALにも自転車専用カウンターを設けていて「おお」と思ったけど結局混む。
沖縄着いたら暑すぎナニコレ。レンタカーの送迎バスを待つ間に背中を伝う汗。
無事に受け取れたNOTEは「れ」ナンバー。レンタカー王国沖縄。そのまま名護へ。
昨年屁を止まらなくしたすき家を睨みながら、ソーキ蕎麦屋へ。

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発祥の店だとか何とか。カーボローディング完了。
宿について乗るつもりだったけどベットにダイブすると眠気が・・・。睡眠優先。
目覚めて開会式に。初のチャンピオンレース。二年前に好成績の高岡さんは歴代タイになる三勝目を目標に市民へ。
メンバーは森本さん、ユキ、イワさん、ポールさんの五人。
夕飯はホテルにて。選手は皆同じホテルなので夕飯の内容もアスリート仕様。とりあえず海外選手の真似してパスタをオリーブオイルと塩でモリモリ食べる。
とかやっていると森本さんが「皆のために持ってきたんや」とロールケーキを盛ってきた。

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お言葉に甘えて。
忙しいカコさんにマッサージしてもらう。カコさんありがとうございました。ポールさん悶絶。

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大会当日の朝は早い。4時に起きてそのまま朝食へ。するとほとんどの選手が飯食ってる。みんな早い。
6時にロビーに集合して会場へ。スタートは6:45。
今回補給食はお母ちゃん特製のバー六本と(結局暑さでボロボロになって最終的にはラップごと食べて、器用にラップだけ引っ張り出した)一口サイズの羊羹×4と参加賞でもらった梅丹のジェルとCCDのワンセコンド×6。
スタートして0km過ぎたところでteam roseがアタック。その後ブラーゼン吉岡とレモネードの大村さんがアタック。
これで逃げは決まり。イナーメとしては大きな逃げができない限り動かないと決めていたので特に何もせず。
そこから集団はteam roseを先頭にペースダウンでまったり。どんどん差が開いていき最終的に18分の表示を見たか。
熱くなるとはいえ、ほぼ発汗をしないため尿意がすごい。他の選手が路肩に止まりだしたら自分もおしっこをするようにする。
普久川ダムの登りに入る手前70kmまでに三回も止まって、おしっこ。おかげでそれ以降尿意を感じることなく走りきれた。
集団に戻るたびにチームカーに寄り補給をもらう。やりたいだけである。
今回は監督の籤運が強く、二番を牽いてくれたためチームカーから集団が見やすいし、ボトルをほしがるとすぐに上がってきてくれた。
19チームなので後ろのほうだと上がってくるのが大変だ。
一回目の普久川ダム登りに入る手前でポールさんに先頭付近まであげてもらう。
登りが始まるとBABY DUMPの選手が先頭固定。ついていけるスピードで登りをこなし、この登りだけで4分縮めて差は14分に。
奥を過ぎて森本さんに言わせれば恒例(らしい)の香港の牽きも終わると、二回目の普久川ダムの登りに入る手前でアタックがかかる。
自分ももし乗れれば早めに登りに入れるので、自分では行かないがタイミングが合うと後ろにつかせてもらってアタック。
結局抜け出しがなく二回目。またもやBABY DUMPが牽くが勾配がきつくなり先頭が変わる。どこのペースアップかはわからないが、徐々にきつくなり遅れだす。
昨年市民で森本さんに千切られた地点と同じところで、後ろから来た森本さんにお尻をポンとされ、ロールケーキを思い出す。
結局少し千切れるも、同じように千切れた台北の選手と一緒に山岳賞手前の下りを使って追いつく。
この時点で前の逃げができていたみたいだ。長い下りを経てアップダウンへ。大村さんを欠いた先頭との差は6分まで縮まっている。
長い登りはこれ以降はそこまでじゃない。コースを覚えていないけど「コーナー抜ければ下り」と言い聞かせて走る。思い込みが当たった時の快感。当たらなかったときの絶望感。
メイン集団はアタックの応酬で落ち着きがない。普久川ダムで千切れたが短い登りならもつし、今回はGOKISOを付けていたので下りで先頭まで出れるのが功を奏した。
しかし疲労はたまり、アタックに反応できないことが多くなり、ブリッジにも乗れずメインにくっついて走る。
先頭は17人になり、メインには増田さんや畑中さんがいるので次の動きを待つ。
先頭の17名と40秒。ここで牽けば追いつけるかもしれないが皆やる気ない。そうこうしていると秒差が開いてしまい、残り30km。
姿の見えなかった森本さんが追いついてきて、自分は羽地で切れること必至だと思ったので、せめて先頭に追いつこうとペースを上げると
何人かで抜け出す感じになってしまった。台北とAXIONとBABY DUMP。後ろも来ないようだし、せっかく抜けだせたのでそのまま行こうと。
DUMPは先頭交代に加わらず、三人で回す。そうこうしていると羽地のダムが見えてくる。
監督たちの檄が飛ぶ。後ろとの秒差はどれだけ取れたかわからないが(心が折れるから後ろ振り向きたくない)羽地の登りに入る。
登って橋に入るところで「後ろ来てるぞ!ついてけ!」と叫ばれ、そこまで離れなかったのね、と悟る。勢いよろしく、抜かれて後は自分のペースで。
シッティングで両足が攣ったのでダンシングでやり過ごす。トンネルを超えて最後のアップダウン。
最終のパックはブラ怜とMAT吉田さん、DUMPが二人の五人。58号に入ってAISの小森さんが合流しゴールへ。
怜が強くて引きちぎれそうになる。最後はDUMP VS 怜のスプリントを後ろから眺めて37位でゴール。
補給で結局残ったのはCCDが4つ。途中チームカーからもらったのはボトル5本(スポ3本コーラ2本)とShotz二つ。
熱中症はなし。しかし少しでも動くと足が攣る。車に寄りかかって動けずにいたらハエがたかってきた。まだ死んでねぇ。
弱っているところがわかるのか、ジャパンカップの落車でできた膝のかさぶたに集中的に来た。
皆の帰りを待っていると、圧倒的な力で後続に2分差つけて高岡さんが帰ってきた。
すぐ後ろにポールさん・・・ん!?ポールさんはチャンピオンでは?
レースを下ろされたポールさんはジャージを裏返してゴールまで走っていた。そこにたまたま高岡さんがきてタイミングバッチリ。
さもポールさんがアシストした感じに。加えてポールさんの後ろで岩月さんも同様に走っていたため(結果はFAD)、イナーメが市民の1位,2位,3位みたいに。幻の表彰台独占。
無事に皆帰ってきたのでホテルへ。シャワーを浴びて全裸でベットで溶ける。
高岡さんの表彰があったため閉会式へ。胃が何も受け付けなくて、モズクソーメンのみ食べる。
表彰式の選手の発表が「どぅるるるるるる・・・バン!」だったから、表彰対象をくじ引きかなんかで決めているのではないかと錯覚する。
いつでも自分が呼ばれるように待機しておく(ない)。
夜はホテルの近くの居酒屋でイナーメ&GOKISOさんで打ち上げ。ありがたいことにSUNVOLTの橋本さんも来てくださり、しかも最後までお付き合いいただきました。ありがとうございました。
高岡さんも途中から合流し、祝勝会に。森本さんはここでもシフォンケーキを。
遅くなるとお開きになり、残った僕らは居酒屋美津子(同場所)でワインを。

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イナーメで飲む機会はめったにないので新鮮。皆ここでシーズンオフに入るけど自分は今年もオフを作らない予定。シクロシーズンが始まっている。
次の日はのんびり起床。朝ごはんを優雅にバルコニーで食べて、井上さんとユキと回復走で万座毛へ。
出発前にビーチに出ると昨日の山岳王吉岡が黄昏ていた。
どうやらこの辺は彼が母校の京都産業大学の合宿で来ていて思い出の土地だったようで。話が長くなるなと思って撤退。
行は三人のバイクを交換して遊ぶ。たまに人のバイクを乗ると新しい発見があるのものだ。

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井上さんもユキも次のバイクを考えていたらしいので、とりあえずFELTの良さを刷り込ますという目的もあるが。
帰りは追い風と信号ないということでスイッチが入ってかなり踏み込んだ。平坦60km/h弱の巡行で楽に走れるのはやはりGOKISOすごさ。
昨日飲んだGOKISO GIRLのお二人がホイールを組んでいるということで、今後はお二人の顔を思い浮かべながら走らなければならない。
ベアリングの5μ(ミクロン=1/1000)の誤差もお二人の手で判別できるそうだ。職人技である。
その後ユキと沖縄観光し、帰京。
今週末は全日本実業団トラック。実業団記録をだすぞ。ぞ!

大分ロードとクリテリウム

週末は温泉県の大分。実業団の最終戦にして、温泉部的にも一年の集大成が試される重要な週末。
今回はユキとポールさんとイズちゃんと岸、の予定だったが流行を先取りしたユキがインフルで欠。
急遽四人に。ソラシドエアーにキャンセルの連絡をすると、診断書をFAXで送れば全額払い戻してくれるとのこと。世の中捨てたもんじゃない。
土曜の朝羽田に向かっていると先についたらしいポールさんから、「はよこい」と催促のメールが飛んでくる。
並んでいるらしく焦っているようだ。まぁ落ち着いて。とはいえみんなの分のチケットを自分のクレジットカードで予約したので弱冠早歩き。
無事に自転車も預けられてみんなと合流。大分にびゅーーーん。
到着するとそこは10月末とはいえ、九州の大分である。あったk・・・さっむ!!!話が違うぞ大分県
レンタカー取りに行くと、待っていたのはデリカちゃん。
後ろの席が横に持ち上がるタイプ。輪行バック三つ入れてギチギチ。ユキが来てたら入らなかったよ多分。流行の先取りも悪くn
そのままロード会場の大銀ドームへ。
コースは昨年と同じドーム周辺でギリギリ4km作った感のある、180°折り返しゼロスタートの登り。×25周=100km。
来年あたり駐車場ぐるっとがシクロクロスばりのヘアピンの連続にならないかすごく不安だ。
スタートして一周パレード。そしてそのまま同じところに止まる。去年もあったけどこれ意味あるのか?パレードとはいえ、かなりのスピードでしんどかった。
マスドスタートなので最初から負荷が高い。アタックの連続で集団が縦に伸びる。
自分も何回か金魚の糞でついて逃げようとするけど、抜け出せない。
9周目にできた16名の集団に乗ることができず、そうこうしていると前に人数を送り込んだブリが牽いてるのが見える。
追走集団の先頭を走っていた土井さんが、登っていく先頭集団に「ばいば~い」と手を振っているのを見て、「これ残ってたらダメなやつだ」と悟り、180°折り返しでアタック。

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photo by akihiko matsumoto
リカルドも同じタイミングで飛び出していたので登りきりまで引っ張る。できた追走集団はリーダージャージの畑中さんも含めて、先頭交代して前を追う。
13周目で追いつき、足を使ったので少し休ませてもらおう・・・と思っていると畑中さんがそのままアタック。また集団がばらける。
追走をかけた何人かにも乗れず、後ろで焦るだけ。
登りを経てブラの雄大とシマノ秋丸君の三人に。
それ以降は登りを自分が担当し、淡々と牽く。先頭からは1分半、第二集団からは30~40秒ぐらいで推移。
雄大が千切れ、秋丸君と二人旅。

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photo by katsuya kido

ここまでくると先頭に追い付くのは絶望的。走っている人数も少ないようなので完走目標に切り替え。
前から落ちてきた人に追いつくという目標の元、下りと追い風パートで秋丸君が牽けるように回す。それだけでもかなり楽になる。
しばらくするとアンカー寺崎君が落ちてきて、後ろに入ることなく消える。

安原さんとゲゼを回収し、相変わらず登りは自分固定。残り4周で1分40秒。
最後にマクシムを回収してラスト一周で3分差。
完走はできるのでその集団の上位目標にスイッチ。登りもそこそこに、平坦下りもすぐに先頭交代。
180°を先頭で折り返し、シッティングのまま途中まで少し出力を上げて。
一旦なだらかになる手前でスプリント開始。しかしゲゼに差されて16位。
レース全体で後手後手に回ってしまったが、ペースを守って何とか完走できた。
一度集団が追いついたときに、畑中さんのように休憩せずにさらにアタックしていくという姿勢が足りない。
そこは展開の妙でもある。個人的には単独でも「この集団にいたら勝負できない」と感じた後のアタックは、いい判断だった。

井上さんを連れて会場を後に。
行先は昨年も好評だった「ひょうたんの湯」。

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先におなかがすいたのでご飯。大分づくしの地獄蒸し定食。
後、浴衣に着替えて砂風呂へ。とりあえず初体験の岸と井上さんを埋め、ポールさんを埋める。
ジンワリと汗をかくのと、砂の重さで圧迫されて、血が指先まで流れる感じがわかるのが心地いい。
その後いつも通り打たせ湯と露天風呂に入り、ちょっと長話。
風呂上りはコーヒー牛乳で〆。
宿は昨年もお世話になった元ラブホのゲストハウス。
二段ベッドが二つあって床にも二人寝れる。一泊2300円。助かる。
イズちゃんにマッサージしてもらって就寝。

ラブホもどきで目覚めた午前六時。すぐに準備して出発。

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昨年もやってきた竹瓦温泉。一番風呂かと思いきや既に続々と入っていく。
朝イチで「寒い寒い」と言いながら熱い湯につかると、ブワっと鳥肌がたつ。その瞬間がたまらなく好きだ。
アップは完了。会場へ。
午前中は予選。サインシートを見ると5人欠場だったので35/41人上がり。
15周回がスタートして、後ろの方で待機。残り5周で前に上がって、残り2周のMATRIXトレインに乗せてもらい、難なく通過。
屋台もたくさん出ていて人も多く、にぎやかになってきた。しかしレース前に食べるには不安なので、ローソンの助六寿司を食らう。

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photo by 高さん
監督は美津子さんに肉を買ってきてもらっていて、嬉しそう。
午後のレースにイナーメからはポールさんと岩月さんの三人。
昨年ブリッツェンが序盤から先頭固定だったが今年はどうか。
と思ってスタートしたら今年もか。
ハイペースでレースは進み、自分もホームストレートで外側から上がる人の列に飛び乗るか、180°の折り返しでイン側に切り込んでポジションをあげるか。
の繰り返しで中盤から前目にいるので精一杯。
スプリンタースイッチあるおかげで下ハンずっと握ってられるのだけど、手が痺れてくる。

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photo by akihiko matsumoto
ラスト二周で外側から一気に上がって20番手ぐらい。
最終周回の土井さんの鬼びきに便乗させてもらうも、先頭までは出れず、10何番手で最後のコーナーに。
せめてロイックの兄貴を抜こうと踏むけど追いつかない。
そのまま9位でゴール。昨年と変わらず。去年はゲンタがいてくれて集団の前方で位置取りしてくれていたけど、今年はほぼ一人。
終始レースをコントロールし、最後に結果を出したブリッツェン。かっこよかった。
ロードレースはチームスポーツ、それを体現してくれたようで、久々に胸が躍った。
同じレースで戦っているのだけど、敵チームの勝利に興奮したのは初めてかもしれない。素晴らしかったです。
帰りは新入部員のシエル"ヴぉ"のイケメンiyoriを連れて明礬温泉へ。

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源泉が二つあり、一方は洞窟風呂で(部長に言わせればただの"内湯"である)透明の温め。
もう一方は乳白色の適度に硫黄の匂いのする熱めの湯。
二階と一階で男女分かれていて、今回は一階の女子風呂の方が露天風呂が多かったとのこと。来年も来なければならない理由ができてしまった。
無料休憩所に、なんかよくわからん石が祀られていたので、ポールさんに驚いてもらった。

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部長の演技力。
帰りの飛行機は関係者だらけ。通路挟んで隣のナベさんとCAのパンツが見えないか奮闘するも、見えず。
大分でもらった「東京かさ音」の袋がパンパンになっているのを発見して、一人で興奮して後ろ振り返ると皆寝ている。切ない。
ポールさんはアイマスクをおでこにつけて寝ていた。なぜ。

週末はシーズン最後の沖縄!

J:COM presents 2015ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムと美浜クリテ

この大会に出場の打診があったのが、二か月ほど前。
一か月前の会見にて発表。それまでは誰にも言わなかった。
会見では緊張しっぱなしで何を言ったか覚えていなくて悪戯に消耗。
今回の前日会見も二週間くらい前に声をかけていただき、せっかくなのでと承諾。
後日送られてきた資料には
「ご登壇選手はベルナール・イノー氏、クリス・フルーム選手、ロメン・バルデ選手、新城幸也選手、別府史之選手、中村龍太郎選手」
ちょっとまて。このメンバーに俺はおかしいでしょ。
しかしせっかくなので、と金曜は仕事のお休みをいただき、会場のラフレさいたまへ。
ラフレさいたまに一番乗り。すると、
ホアキン・ロドリゲス選手とマキシム・ブエ選手とジョン・デケンコルブ選手が追加されました」と。

勘弁してくれ。笑うしかない。

続々と集まる選手たち。テレビの向こう側にいたのにいきなり出てきた。すかさずくる尿意。
八人掛けテーブルに八人座る。小学生リポーターにプレゼントする用のガイドブックに全員でサイン。f:id:orangeoveralls:20151023125809j:plain
中学の時に考えた自分のサインを右下の欄に書く。もたもたしてると隣の幸也さんに急かされる。
「経験の差だね」と言われ、そもそも僕のサインいる・・・?と考える。
記者会見が始まり選手もステージ裏に移動。もちろん殿です。
ステージに呼ばれ着席。一人一人名前を呼ばれ、自分の時は日本人らしく立ってお辞儀。「はい!」と返事しないだけ良かった。
不思議なことに、もっと緊張するかと思っていたが、前回ほどではない。おそらく自分の存在がちっぽけすぎて逆に開き直ったのだと思う。
会見が終わると囲み取材。この隙にブエ選手とイノーさんにサインをもらう。
海外選手はそのままバスに乗って今年は弓道とな。

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自分は先に手配されし東横で休憩。どっと疲れが出て、しばし睡眠。
前夜祭は同じラフレさいたまで。一階に選手のお帰り待ちのファンの方々が既に待機していたので、自分も出待ちというものをやってみようと待機。
この選手が来るか来ないかの緊張感はワクワクする。自転車で来たであろうジャージの一般の方が入ってきたときのテンションの浮き沈みたるや。
悪魔ガールたちと写真をば。

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ご満悦だ。
結局どさくさに紛れてジョン選手とカドリ選手のサインをいただく。フルーム選手がエレベータに乗り込むタイミングで上へ。WITH京産

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前夜祭はバイキング形式。どこで食べるか右往左往。寿司待ちトレインにカドリ選手。

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終わると出待ちの方に「さいたま市民の勝手に前夜祭に来てよ!」と誘われて、さいたまルシェのステージへ。
今年からの勝手に前夜祭だそうで、あまり周知されていないけど、さいたま市民が歓迎しているんだということをアピールしたいとのこと。

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コース沿いにできる病院の建設が進み、来年の開催がどうなるのだろうか・・・。ぜひ続いてほしい。

次の日は朝一でラフレ。着替えてみんなでアリーナへ。すでに人いっぱい!

会場につくとステージに呼ばれ紹介を受ける。

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PHOTO BY YUKI YATABE

ステージ下でハイタッチ列を両側に作って見送ってくれるのだけど、両側をタッチしようとして両手離しをして案の定転びそうになって恥をかく。
延々と続くハイタッチ。何回か腕を持っていかれそうになるけど、すごく楽しい。「ありがとうございます!頑張ります!」と、まるで選挙のよう。

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PHOTO BY ITO KENJI
会場に戻ってきて、控えテントの裏にあるFEED ZONEでパスタを食べる。TOP VALUEの補給食が大量にあり、いくらでも持って行っていいとのことだったので、
背中のポケットパンパンに詰めて持って帰る。今なお、おいしくいただいております。
まずはTT。3.1kmを一周のみ。TTバイクの使用が不可だったため、ロードでTTヘルメットを被る異様なスタイル。
スタートは最後から二番目幸也さんの後ろフルーム選手の前。
1分差スタート。追いつかれないようにすることだけ考える。
スタートして線路をくぐって折り返し、またくぐったところで「あ、これきついやつだ」と悟る。

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PHOTO BY RIKU NAKAUCHI
アリーナを抜け、一番長いストレート。ここが永遠にも思えるほどの長さ。
最後のコーナーを抜けてもがくけどヘロヘロ。
追いつかれなかったことにホッとし、中根君が勝ったことに驚く。時計欲しい!
結果的に6位?世界で戦うプロに勝ったということで3年は酒の肴がいらなくなった。
メインレースは19周。一周のパレードの後、窪木さんがポイントレースの始まりみたいに一周完了時にアタック。
それに何人か反応。少し後ろにいた自分も線路潜る前にアタックして折り返しで追いつく。
日本人何人かとポポの逃げ。

f:id:orangeoveralls:20151030205048j:plainPHOTO BY 桾沢葵

この逃げはポイント周回の前に分裂して吸収。
しばらく後ろの方で静観。二回目のポイント周回で先行していた逃げが潰され、三回目のポイント周回。
ここでもがいたものの4位通過。そのままホアキン含む逃げができそうだったので
スプリントで疲れていたけどそのまま行っちまえと。

f:id:orangeoveralls:20151030205115j:plainPHOTO BY YUKI YATABE

5人の逃げができたが、これも吸収される。スカイトレインに割って入り、フルームの前。この緊張感たるや。
最後のポイント周回前に幸也さんを含む逃げができ、誰もいかないので集団からブリッジ。
ポイント周回でもがいたけど歯が立たず。この集団も吸収。
最後は逃げ切ってしまった先頭に追い付かず、後ろは後ろの戦い。
窪木さんにスプリントで勝てないと思ったので、アリーナ内でアタック。
しかし吸収される。ここから窪木さん一本引き。
中島さんの後ろで息を整える。少し早いタイミングでチェコのナショナルチャンピオンがスプリントを掛け、
中島さんが腰を上げたのでついて行ってスプリント。ギリギリ10位にはいってツールでみたあの順位表に僕の名前が!
「りゅうたろ~!」の応援が多くて本当に楽しかったです。応援ありがとうございました!

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PHOTO BY SNSの母さん
そしてどなたかテレ東録画していないですか!?

 

監督に乗せてもらって塩尻経由の土岐まで。
ルートインのベッドは僕には硬すぎる・・・。

 

日曜は朝イチで美浜へ。会場につくと凄まじい風。車のドアを開けて、閉める。待機。
テントは無しで、机と椅子をだし、イナーメの教科書を開く。
ご本人がいるので皿さんと監督にサインをもらう。

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レースの方は3kmちょっと×25周の(一応)クリテリウム
スタートから窪木さんが登りで一気にあげる。
昨年の逃げ切りを考慮して窪木さんは逃がせない。
再三のアタック。しかしストレートの向かい風が強く、決定打にはならない。
8周目の登りにブリのペースアップ。これで20人ほどが先行。

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PHOTO BY Catarina Cycle Parts
メンバーはそこそこ良かったけど、人数多すぎて牽かない人も出てきてペースが上がらない。後ろとの差が40秒で推移。
登りの度にKINANのガルシアがペースを上げて、集団をふるいにかけるが、その先の向かい風で吸収される。

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PHOTO BY KENSAKU SAKAI

そうこうしていると周回賞の周。誰も取りにいかないようなので後ろをチラチラ確認しながら「いいの?いいの?」と周回賞獲得。
ニコニコ走っていたら、なんか集団が割れたみたい。追いついたのてできたのは八人。
増田さんが「これ決まったジャン」とつぶやいたので、決めてくれぃと思った。

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PHOTO BY AKIHIKO MATSUMOTO

しかし、うまく回らない。ロイックと土井さんがほぼ牽かないので結局吸収される。
大集団で残り3周。皿さんとユキが残っていることを確認。皿さんに後ろにつけと合図を出して徐々に前に上がっていく。

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PHOTO BY ANNA IZU
しかし最終周の登りでペースを上げられ自分は千切れ、あとは皿さん一人に託す。
逃げグル―プにいるときの潮時の見極めか。皿さんを最後まで牽けなかったのが悔やまれる。
今週末は大分ロード→クリテ。今年は三連休ではないので観光はできなそうだが、温泉部活動もしっかりせねば。